私の原点は、幼児期に受けた「モンテッソーリ教育」と「家庭教育」

 私は神戸市で生まれました。海と山に囲まれた環境のもと、ゆっくりとした時間を過ごしておりました。海に出れば潮の香り、山に行けば緑豊かな木々や珍しい花、街に行けば颯爽と走り抜ける電車など、様々な環境に触れられたことで豊かな感性が育まれていったように思います。その後、3歳で県内のある町に引っ越したのですが、当時は珍しかったモンテッソーリ教育を行うがあり、小さな歩幅で母に手を引かれながら通うことになりました。

 3歳からのモンテッソーリ教育であり、周りの子供たちと比べるとスタートが遅かったのですが、それでも多くのこと吸収していきました。感覚教育のお仕事では、比較したり同じものを組み合わせたりすることが楽しく、熱中すると同時に、自分の頭の中が整理されていく不思議な感覚があったことを覚えています。また、タンスの奥に眠っていた保育記録を見返してみますと、算数教育が特に好きだったようで、計算棒やへびあそびといったお仕事を楽しみながら実践していた跡が見て取れます。いまでは考えられないですが、1から10,000までの数字を一つずつロール紙に書くお仕事なども、熱中して取り組んでいたようです。

 モンテッソーリ園では、自分としては勉強ではなく、ただ楽しく遊んでいる感覚でしたが、変化が見られたようです。母の書いた育児記録によると、園に通うようになってから「物事に対する興味、集中力、自分で考え選択する力」がついたと書かれておりました。これらの点については、いままでの人生の様々な局面において発揮されていると感じることも多く、幼児期教育、特にモンテッソーリ園での学びが私の原点になっているのだと気付かされました。

 自身の体験、ならびに育児を行う中、幼児期における過ごし方が重要だとつくづく感じます。子供は様々なことを吸収する準備があり、家庭内外含め大人が環境を用意してあげれば必ず成長します。そして、幼児期における成長が人生のベースとなります。Dr.Childが、お子様の成長の一助になりましたら幸いです。

代表者

山下 卓也(やました たくや)

略歴

■兵庫県神戸市出身
■3歳から就学前までモンテッソーリ園にてモンテッソーリ教育を受ける
■私立甲南中学・高等学校卒業
■京都大学理学部卒業
■京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻 博士後期課程修了(理学博士)
■国内大手医療機器メーカーにて研究開発、外資系コンサルティングファームにおいて戦略立案やM&A支援等を手掛ける

■2022年に幼児教育事業を行うDr.Childを設立

資格等

■理学博士
■保育士
■中小企業診断士

■AMI(国際モンテッソーリ協会)認定 0-3 国際アシスタント教師

講演歴

・モンテッソーリ園様主催子育てセミナー「自立した子どもの形成とその要因」(対象:保護者・保育者向け)
・母親向けモンテッソーリ基礎講座(対象:保護者向け)